投資信託に関する実務/原則的取扱い

ginkouhoumu

本件最高裁判決は、直接には遺産分割審判において共有とされた状態の投資信託受益権についての共有物分割請求の事案であるが、原審における「相続開始による相続分での当然分割帰属」の判断を否定して、原審を破棄、差し戻したものであるため、投資信託受益権についての民法427条の適用を否定したものと解される。

このため、今後は、遺言に基づかない相続承継の場合は、相続財産中の投資信託受益権について、遺産分割協議(または遺産分割審判)に基づく相続手続か、あるいは、これに相当する相続人全員の合意に基づく手続がない限り対応できないこととなろう。

2015年4月22日